退職届を出すつもりが…強い引き止めにあって気づいたこと

日常の生活

前回の記事では、パワハラを受けて退職を切り出して、退職届を用意して強い決意で上司に臨むつもりなことを書きました。

今回はその続きです。

上司からの強い引き止め

朝一からかなり強い説得がありました。

・「和太郎くんのことみんな大切に思っている」
・「そんなふうに思っていたの気づかなかったから、溜め込まないですぐ言ってほしい」
・「和太郎くんともっと世間話したかったから、辞めるなんて言わないでよー」
・「難しく考えず、もっと気楽に仕事進めていいから」

その後は、お菓子の差し入れが2回もあったり、ニコニコしながら話しかけられたり。
「辞めてほしくないんだな」という気持ちは、これでもかというほど伝わってきました。

一度は断ったものの、最終的にはこう伝えました。

・「もう少し頑張ってみます」
・「ただ、あまり期待しないでください」
・「同じようなパワハラがあればすぐに辞めます」

僕の考え

ただ、上司がニコニコしているときはいいけど、他の部下の悪口を言っているときは本質が出ています。
「周りがこんなに期待しているんだから、辞めずに続けてほしい」という心の声が透けて見えます。

一方で僕には続けることのメリットもあります。

・一年未満で自己都合退職すると失業手当が出ない
・仕事退職すると、子どもの保育園代が支給されなくなる
・ボーナスや有給が支給された直後がタイミング的にはいい

これらの条件を整理すると、2027年4月末が一番得な辞め時だと考えています。
だから、今は「辞めてほしくない」という上司の気持ちを逆に利用して、自分が有利になるタイミングで退職しようと考えるようになりました。

他人の期待と自由

今回の件で思ったのは、多くの人は「他人の期待」にこたえようとした結果、気が付かない内に自分の自由を奪われているということです。
・「私がこんなに頑張っているんだから、(君も頑張るべきだ)」
・「こんなに良くしてあげているんだから、(君もそれに答えるべきだ)」

こうした言葉の裏には、見返りを求める心理が隠れていると思います。
心理学ではこれを「好意の返報性」と呼びます。

もちろん相手に喜んでもらうことを、純粋な気持ちで行うなら素晴らしい人間の一面だとは思います。
「助けてもらったらお礼をしたくなる」のも自然な感情だと思います。

でも、それが義務や束縛などのプレッシャーになってしまえば、自分の人生を他人にコントロールされることになりかねません。

僕の結論

今回の経験から感じたのは、他人の期待に答えるのは本人が決めることだということ。
ときには嫌われても「NO」と言う勇気が必要なんだと実感しました。

そして僕は、自分の人生を他人の期待ではなく、自分の意思で選び取ると決めています。

前回の記事で強く退職を決意したことも、その一歩でした。
今回は一時的に会社に残る選択をしましたが、これは「上司のため」ではなく「自分と家族のため」に選んだ道です。

そして、最終的にはフルタイムの仕事を辞め、サイドFIREという新しい生き方に進むための準備期間だと位置づけています。

・あなたは今の働き方にモヤモヤしていませんか?
一度立ち止まって『本当に自分の望む生き方』をノートに書き出してみてください。小さな一歩が、未来を大きく変えるかもしれません。
・自由な人生は、他人が与えてくれるものではありません。今日からあなた自身の力で少しずつ作っていきましょう。

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