地方暮らし+3600万でサイドFIREは意外と行ける?

資産形成、節約、投資

「FIRE(経済的自立と早期リタイア)」と聞くと、1億円とか、それ以上の資産が必要なイメージを持つ方も多いかもしれません
「FIREするには1億円は必要」
「3000万程度じゃ心配で仕事辞められない」

こんな声をよく耳にします。
もちろん不安になる気持ちは自然なことです。けれど、その不安には「悲観主義バイアス(悲観的な出来事を過大評価して、ポジティブな出来事を過小評価する認知バイアスのこと)」が大きく影響しています。

大切なのは「他人の言葉」ではなく自分の状況を客観的に見て判断すること。
実際に僕自身のケースを整理してみます。

僕の資産と生活費のリアル

・総資産額:3600万円(株式3400万+現金200万)
・月の生活費:15万円(退職後はiDeCo5000円にするがiDeCoは貯金みたいなものなので実質14万5000円)
・配当収入:月3万円(税引き後)
・バイトや副業:月5万を想定

この時点で、生活費の大半は資産からの収入や軽めの労働でまかなえる計算になります。

4%ルールと僕のプラン

FIREでよく使われる「4%ルール」に当てはめると、3400万なら年間136万円(配当金はこの中に含めるとする)。
僕の生活費は年間180万円なので、44万ほど不足します。

でも、その差は月5万円のアルバイトや副業で十分に補えるレベルです。
さらに株式市場がリタイヤ後数年間、もし7~9%(オルカンやS&P500の年平均リターン)で推移してくれれば、資産を減らすどころか増やしていける可能性もあります。

暴落時はどうするか?

・株式からの売却をその時だけ4%未満に抑える
・貯金から一時的に補填する
・バイトの量を一時的に増やす

意外とFIRE後のリスクはコントロール可能だと思います。
こうした柔軟な対応ができるのは「生活がコンパクトだからこそ」。

年間生活費400万1億円FIREとの違い

これが生活費400万だとアルバイトや貯金の取り崩しで補うのはハードルが少し上がるのではないかと考えています。
年間生活費300万に下げるなど柔軟な対応ができれば、1億円FIREが有利なのは間違いないです。

でも1億円を今から目指すとあと何年フルタイムの仕事をしなければいけないのか?
50歳になった今はお金以上に時間と健康が大切に感じる。

バビロンの大富豪を参考にした暮らし方

3600万サイドFIREは少し窮屈にも感じるかもしれません。
ここで役に立つのが「バビロンの大富豪」の教え。
「収入の10分の1を貯蓄に回す」シンプルな習慣を実践するだけで、資産はじわじわと増えていきます。

生活費を抑えつつ、余裕が出た分をきちんと貯蓄に回す。
そうすれば「資産を減らしながら生きる」のではなく「資産を育てながら暮らす」サイドFIREも十分に可能です。

まとめ

・地方でのシンプルライフなら、3600万でもサイドFIREは十分に可能
・月数万円の副収入があれば生活は成り立つ
・暴落時は生活費がコンパクトだから対応しやすい
・お金と時間のバランスを考えると無理して1億円を目指すより「今できる小さなFIRE」を目指すほうが幸福度が高い

僕自身も「完全FIREよりも、サイドFIREで心の余裕を持ちながら、自分の好きな働き方にシフトしていきたい」と思っています。

「1億円ないとFIREできない」
そんな固定観念に縛られていませんか?

人によって必要な金額は違います。
でも悲観主義バイアスにとらわれて、不安を過大評価して、行動を先延ばししてしまうのはもったいないこと。
もちろん今すぐ会社を辞める必要はありません。
でも、資産を作って副業で稼げるようになれば「嫌な上司に頭を下げ続けるしかない」生活からは確実に自由になれます。

一緒に計画を立てて、ムカつく上司に退職届を出すその瞬間を楽しみにしませんか?(笑)

僕にとっては、3600万+月5万の収入で「自分らしい暮らし」を送れる可能性がある。
他人の基準ではなく、自分のライフスタイルに合った基準で考えれば、意外とサイドFIREは身近な選択肢になってきます。

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